バネ指手術腱鞘切開術とは？

ここでは、「バネ指手術腱鞘切開術」についてお話します。

バネ指が悪化したり、何度も繰り返す場合は炎症を起こしている腱鞘を
外科的に切開するという治療法があります。

手術と聞くと、大げさなイメージを持つ方も多いですが、
バネ指の手術は日帰りで行うもので、
患者さんの身体的負担は比較的かるいと考えられます。

今回はバネ指の手術による治療についてご紹介します。

バネ指は治りにくい？

バネ指は保存的治療による治療の完治率が３割程度とあまりよくなく、
痛みを抱えながら生活している人も少なくありません。

ステロイド注射も副作用が出にくいとはいえ、
なかなか完治には結びつかないのが現状のようです。
そこで登場するのが、腱鞘切開術です。

腱鞘切開術では完治率が６割にも上がりますので、
ひどいバネ指でお困りの患者さんは手術による治療を考えてみることをお勧めします。

指は日常生活で多用する人が多いため、
バネ指の治療は思い切って手術してしまうと、
すっかり良くなってしまうということもあります。

腱鞘切開術とは？

バネ指を手術で治療する場合に行われるのが、腱鞘切開術です。
その名の通り、腱鞘を切り開くという手術ですが、
皮膚を切開して行うものと、内視鏡で行う２種類があります。

バネ指で実施される腱鞘切開術では、経皮的に切開する方法でも
切り口は１センチ前後と小さいため、傷口が小さいからと言う理由だけでは、
内視鏡にこだわらなくてもよいでしょう。

手術は局所麻酔で行われ、手術時間も数１０分と短いものです。
リハビリが必要な場合や、切開時に神経を傷つけてしまうと少しの間、
しびれた感覚が残る場合があります。

手術では、炎症によって腫れてしまい、
滑りが悪くなった腱鞘の一部を切開することによって解放します。

つまり、引っかかっている患部を切り取ってしまうため、
保存的療法に比べると治療期間が非常に短くなります。

医師によっては保存的療法を取り、なかなか手術を行わない
という方針を持つ人もいますが、バネ指によって日常生活で行う

動作の一つ一つにストレスを感じたり、痛みがひどい場合は、
手術による治療を一考してみるのもよいでしょう。

・・・というわけで、あなたもこのカテゴリーの記事を読んで
バネ指の治療で「手術」関係のお話について学んで下さいね！-☆

バネ指手術腱鞘切開術