ばね指で手術後の痛みの解消法とは?
ここでは、「ばね指で手術後の痛みの解消法」についてお話します。
ばね指の症状で悩まされることが多いのが、痛みでしょう。
指は日常の動作で頻繁に使われるものですから、
その都度、痛みがあれば色々な動作に支障が出てしまいます。
手術の後は傷の痛みもそうですが、ばね指に伴う痛みは続くこともあります。
今回は手術後の痛みとその解消法についてご紹介します。
手術後の痛みの原因は?
まず、手術の直後は傷が痛むでしょう。
切開したのですから当然と言えば当然ですが、
術後の数時間は局所麻酔のために感覚がありません。
痛み止めが処方されるので服用することをお勧めしますが、
体質により痛み止めの効きが悪い場合もあります。
あまりに痛い場合は主治医に相談し、痛み止めを大量に飲んだり、
使用時間の間隔を守らずに服用することは避けましょう。
痛みと共に、手術を行った場所に腫れがある場合は
炎症が悪化している可能性があります。
数日たっても引かない腫れは医師に相談しましょう。
ステロイド薬の処方などで対処してもらえます。
ばね指の手術は、ばね現象が起きている靭帯性腱鞘の引っ掛かりを取り除き、
指の曲げ伸ばしを行えるようにするものです。
ばね指の原因である炎症は取り除いてくれません。
もし、手術後も傷ではなく、ばね指にともなった痛みが続く場合は、
根本の炎症が治まっていないことが原因と考えられます。
術前の状態にもよりますが、数か月から1年以上、痛みが続くこともあるため、
手術後も治療は継続するものと考えていた方が良いでしょう。
手術後の痛みを解消する方法
手術後、しばらくたっても痛みが引かない場合は、
腱鞘の炎症が治まっていない事が考えられます。
指をマッサージしながら徐々に動かして行くリハビリや、
湿布などを併用して根気強くばね指の治療にあたる必要があります。
術後の1週間は一般的に痛みが続くとされていますが、
2週間経てば手術前の状態よりは改善しているでしょう。
痛みがあるからと言って安静にし過ぎるのもよくありません。
主治医と相談しながらリハビリの方針を決めることになります。