ばね指は労災で認定されるの?
ここでは、「ばね指は労災で認定されるのか」についてお話します。
指が突っ張る、曲げ伸ばしがしにくい、指をまげると痛むなど、
指が跳ね返ると様々な症状の「ばね指」。
このばね指は、指の駆使が大きな原因の一つと言われ、
また職業病とも言われています。
例えば、パソコンのキーボード打ち、工具を頻繁に使う仕事やピアニストなど
指に負担がかかることで腱鞘が狭くなってしまい、
ひどくなると炎症を起こし、痛みが強くなることも。
ばね指で労災認定認されますか?
ばね指は、職業病とも言われますが、女性ホルモンの減少で発症することや、
仕事以外でも手や指は使われるため
実際のところ、労災で認められることは少ないと言われています。
また、労災認定をしてもらうためには
労働基準監督所へ経営者が報告書を提出する義務があるのですが
経営者側は、自分の会社の労災報告をすることで、
労働基準監督書の査察がはいることもあるため
積極的に報告書を作成しない場合があります。
ただ、実際に職業が原因の場合、きちんと労災認定してほしところですよね。
そこで、厚生労働省でどのような定義付けがされているのか
きちんと確認してみましょう。
上肢障害の労災認定の条件
まず、上肢障害とは腕や手の使い過ぎによって
「首から肩」「腕」「手」「指」に炎症を起こしたり、
関節や腱に異常をきたした状態です。
ばね指の場合、「手」、「指」、「腱」が該当しますね。
労災認定となる場合の条件は3つ
・上肢等の負担のかかる作業を主とする業務に
相当期間従事したあとに発症したものであること。
・発症前に過重な業務に就労したこと。
・過重な業務への就労と発症までの経過が
医学上妥当なものと認められること。
この3つが基本となります。
医学上妥当なもの=病院受診は必須ですね。
「相当期間従事」とは、原則的に6か月以上従事した場合をいいます。
「過重な業務」とは、業務内容がほぼ一定の場合だと
【同種の労働者よりも10%以上業務量が多い日が三か月続いた】
となり、
業務内容が一定ではなくばらつきがある場合には、
さらに基準が2つに増えています。
厚生労働省のHPにさらに際しい情報がありますので
最初の3つの条件が該当する方は、確認してみましょう。
しっかりとした知識を身に着け、会社を保護するのではなく、
大切な自身の体を守って上げれるようにしていきましょう。
・・・というわけで、あなたもこのカテゴリーの記事を読んで
バネ指の治療で「労災・保険」関係のお話について学んで下さいね!-☆
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