ばね指の手術が失敗したらどうなるの?
ここでは、「ばね指の手術が失敗したらどうなるのか」についてお話します。
ばね指の手術を考えている場合、
もし医師が失敗したらどうなるのか心配になりますよね?
だからと言って、手術をする前から、医師に失敗した場合の相談など出来ません。
今回は、ばね指の手術が万が一失敗してしまった時の状態をご紹介します。
手術に失敗したらどうなる?
ばね指の手術は比較的、軽い手術の分類になりますので、失敗例は多くありません。
しかし、どんな手術にも万が一と言う場合があります。
ばね指の手術に失敗する可能性が高いのが神経を傷つけてしまうことです。
ばね指の手術で一番気を付けるべきは正中神経の損傷です。
正中神経は手首から親指、人差し指、中指を支配している神経で、
もし、手術により正中神経を傷つけてしまうと、
その神経が支配している領域に異常が現れます。
具体的には、麻痺や力が入りくいなどの運動障害、
痛みや熱さ冷たさを感じない知覚障害、
皮膚の色が変化するなどの自律神経障害が現れます。
これらの症状が手術後に現れるようであれば、医師に相談することをお勧めします。
最悪の場合、神経を断裂していることも考えられるので、
その場合は再手術し、神経をつなぎ合わせる処置が必要となります。
手術をしても指が動かない?
ばね指の手術は、炎症を起こして通りが悪くなった屈筋腱を動かせるように、
引っかかりのある靭帯性腱鞘を切開するものです。
しかし、長い間患ったばね指では、手術をしても完全に回復しない場合があります。
長い間、指の曲げ伸ばしが正常に行われていないと、関節が固まってしまうためです。
どんな病気でも当てはまることですが、早期の治療は完治への第一歩です。
症状に気付いた時に早めに医師に相談することが望ましいでしょう。
医師によっては治療方針で、保存的療法を勧める場合もありますが、
患者さんは自身の生活の質を考慮して、より積極的な治療を行いたい場合もあります。
納得しないまま治療を受け続けても良くないですし、
医師が取り合ってくれない場合は思い切って
別の医師にセカンドオピニオンを聞きに行くことも良いでしょう。