ばね指の治療期間とは?
ここでは、「ばね指の治療期間」についてお話します。
手術を行っても中々痛みが消えなかったり、腫れたり、
ばね指の治療は思ったよりも時間がかかると感じる方も多いでしょう。
手術でばね指を治療した場合、治るまでにかかる期間はどのくらいなのでしょうか?
ばね指の治療は指によって違う
ばね指が一番発症しやすいのが親指、次いで中指です。
一般的に、親指の手術後の回復が一番早いとされていて、
ばね指が発症する以前と同じように生活出来るようになるのが手術後約1か月です。
中指は親指に比べて曲げ伸ばしが多いため、回復が遅れる傾向にあります。
手術後はすぐに指に起きていたばね現象はなくなります。
しかし、炎症については引き続き自然に回復するのを待たねばならず、
それに数か月要する場合があります。
指の使用頻度や手術を行った時のばね指の進行度にもよりますが、
一般的には手術後1年以内には違和感なく生活できるようになっているでしょう。
ばね指の再発
治療にかかる期間が長いばね指ですが、
もし完治したとしても再発したら、と思ってしまいますよね。
手術でばね指の原因である炎症により引っかかっていた靭帯性腱鞘を切開した場合、
その部分でのばね指の再発はありません。
なぜならば、切開した部分は、屈筋腱が通れないような
窮屈になるような状態でくっついたりしないからです。
しかし、ばね指の原因は指の使い過ぎが原因です。
治療しても相変わらず指を使い続ける生活をしていると、
別の場所で腱鞘炎になって、最悪の場合、
別の指でばね指を発症してしまうかもしれません。
そのような状態にならないためにも、生活習慣の改善が必要ですね。
日常生活の改善と言っても、仕事で作業しなければいけないなど、
指を使いすぎないようにする、という改善方法は難しい方も大勢います。
そんな方はお風呂でできる指のストレッチ運動はいかがでしょうか。
湯船につかっている時に、指をお湯の中でグー・パーとゆっくり曲げ伸ばす運動です。
指が疲れているな、と感じたときにはその後、
湿布やアイシングで少し手を冷やすようにするとより効果的です。