リウマチ初期症状のばね指とは？
ここでは、「リウマチ初期症状のばね指」についてお話します。
リウマチの初期症状としてばね指を発症することがあります。
ばね指は腱鞘炎の一種で、腱鞘での炎症が原因なのですが、
リウマチで起きる関節の炎症と状態は一緒です。
ばね指を発症すると、リウマチの初期症状かも知れないと心配してしまいますよね。
そこで、リウマチからくるばね指の特徴をご紹介します。
ばね指とリウマチの違い
まず、ばね指とリウマチの違いをご紹介します。
リウマチによりばね指になることはあっても、
ばね指のすべてがリウマチから発症するとは限らないのです。
リウマチとばね指の大きな違いは、全身症状なのか、局所的な症状なのかと言うことです。
もう少し詳しく説明すると、リウマチは自己免疫疾患と呼ばれる病気の一種で、
指に限らず全身全ての関節で症状が現れることがほとんどです。
なぜかというと、私たちの体を病気の菌やウイルスから守ってくれている免疫機能が、
何かの原因で故障し、自分自身を攻撃して炎症を起こしている状態がリウマチなのです。
つまり何もしていなくても関節が痛んだり、腫れたりします。
一方、ばね指は指の使い過ぎなどによる、限局的な炎症が原因となっており、
患部を動かすことで痛みが生じます。
ばね指と、リウマチの初期症状のばね指の見分け方
では、実際にばね指になってしまった場合、
リウマチの初期症状と見分けるにはどうしたら良いのでしょうか。
リウマチは、自己免疫疾患による関節の炎症が起こります。
そのため、指や手だけでなく全身の関節が痛むことが一番わかりやすい判別法でしょう。
それに加えて、ばね指は指の曲げ伸ばしをする時にだけ痛いことが特徴ですが、
リウマチの場合は何もしなくても痛みがあることが挙げられます。
ばね指もリウマチと同様に朝起きた後に重い症状を覚えることがありますが、
リウマチは朝だけでなく続く倦怠感や食欲不振、
関節の腫れが見られることが多いとされています。
リウマチが疑われる場合は病院に行き血液検査をしてもらえば、判別が出来ます。
ばね指もリウマチも早期の治療がカギとなります。
症状に気付いたら、医師に相談することをお勧めします。