ばね指を放置したらどうなるの?

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ここでは、「ばね指を放置したらどうなるのか」についてお話します。

 

ばね指になってしまったけれども、なかなか病院に行く時間も作れないし、
腱鞘炎の一種ならば放っておけばそのうち治るかも。
と思っていませんか?

 

ばね指は指の使い過ぎから起きるもので、指の使い過ぎを克服するには
基本的な生活習慣の改善が必要になります。

 

また、間違った方法で対処すると屈筋腱と靭帯性腱鞘で起きた炎症を
悪化させてしまうかもしれませんし、

 

指の安静も方法を間違えれば指が動きにくくなってしまう
「関節硬縮」を起こしてしまう可能性もあります。

 

つまり、ばね指を自分で治そうとしたり放置するのは非常に危険です。

 

ばね指の症状はどのように進行していく?

 

まず、ばね指の症状の進行と、自覚症状についてご紹介します。
まず、1番初期の段階では痛みを感じることは少ないです。

 

指をパッと早く動かそうとしたときに、
少し曲げ伸ばしのしにくさを感じたり、手や指の疲労感があります。

 

指の関節や付け根が腫れている感覚があるときもあり、
見た目にも変化が現れることがあります。

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次の段階では、指を使った作業中に突然、痛みを覚えることや、
腫れぼったく重い感じ、熱を持っている感覚があります。
また、患部を押すと痛みが生じます。

 

この時点で軽いばね現象が現れ始めます。
さらに症状が進行すると、特定の作業だけでなく、
日常の動作のほとんどで痛みを覚えます。

 

指が動かせないほどの屈筋腱と
靭帯性腱鞘の引っかかりが生じることもあります。

 

ばね指の末期症状とは?

 

ばね指が進行していっても治療をせずに放っておいた場合、
どうなってしまうのでしょうか?
ばね指を放置していると、関節が固まってしまい、動かせなくなってしまいます。

 

この状態を「関節拘縮」と呼び、治療はとても難しくなります。
関節拘縮は第2関節で起こりやすいことが知られていますので、
その部分がばね指になっている方は注意が必要です。

 

関節拘縮は関節の曲げ伸ばしが出来る領域が
本来可能な領域よりも狭くなってしまう状態で、
五十肩もその一つです。

 

五十肩は肩の関節で起きる拘縮で、治るまでに2年かかるような場合もあります。
ばね指でも関節拘縮が起きるような状態だと手術以外の治療法はなく、
手術後もリハビリを行う地道な治療を長期間行う必要が出てきます。

 

そのため、ばね指は放置せず、症状に気付いた時に
早めに整形外科を受診することをお勧めします。

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