ばね指とリウマチの違いとは？
ここでは、「ばね指とリウマチの違い」についてお話します。
間違えやすいばね指とリュウマチの症状
痛みなどの症状が似ているばね指とリュウマチですが
ちゃんと比べてみると大きな違いがあります。
ご自分がどのような症状かを確認してみて、
以下を参考にばね指かリュウマチかの
判断材料にしてみてください。
・ばね指の症状
ばね指は指が不自由になる病気です。
動かそうとすると音がしたり、引っ掛かりを感じたり、
曲げたまま戻らなくなってしまうのが特徴的です。
ホルモン変動期の女性に発症する場合が多いのも特徴ですか、
スポーツのやり過ぎで腱鞘炎からの悪化や、
仕事の関係上指を酷使する方にも症状が出やすいです。
疲労からくることもあり外部刺激による
原因が大きいこともあります。
冷やしたり、固定したり、
注射の投与や手術と進行具合で治療は様々です。
再発もありますので、痛みが引いたからと
放っておくと3か月後に同じ様な症状が出てしまったりと
なかなか根治に時間がかかるケースもあります。
手術は比較的簡単で保険もききます。
・リュウマチの症状
リュウマチは原因不明の自己免疫疾患です。
主な症状は関節に痛みが出たり変形がみられます。
ばね指と違い、足や肩、肘、
膝などの関節が痛んでしまいます。
体の左右対称に症状がでやすいという特徴をもっています。
また悪化すると全身にあらゆる症状がではじめ、
血管や目の炎症、心筋炎、心膜炎、
貧血など内科的な疾患が現れます。
様々な病状があるため、一様に原因を
突き止めることが困難な場合もあるので、
医師を相談をして根気よく治療を続ける病気です。
20〜30代で発症する方には女性が多いですが、
40〜50代で男女差はなく症状が
でてくる場合がほとんどです。
治療は薬物療法やリハビリが主体となり、
手術はあまり行われていません。
自己判断せず早めの受診が大切です
ばね指は指の疾患でリュウマチは指に限らず体全体の疾患です。
ただ、ばね指でも指だけの問題ではない場合も
あったりするので専門の病院での受診が大事です。
リュウマチも同様でリュウマチ専門の病院が全国にあります。
どちらか判断しかねる場合は整形外科の門をたたきましょう。