バネ指のストレッチとは?
ここでは、「バネ指のストレッチ」についてお話します。
バネ指を治療する上で、安静にすることは最も大事です。
しかし、炎症が起きている部分は血行が悪くなりがちなので、
固まった筋肉を適度に伸ばしたりすることも必要になります。
指ヨガなど、雑誌で特集があったり、インターネットで検索すれば、
沢山の紹介動画を見ることもできます。
今回は指のストレッチをご紹介しますが、
重度のバネ指では動かし方によって、症状を悪化させてしまうかもしれませんので、
専門医に相談してから行うようにしてください。
グーパー運動
グーパー運動はその名の通り手をグーと握り、パーと開く運動です。
まず、指を軽く握ります。
次にゆっくりと手を開いて、指と指の間を開くようにパーの手にします。
パーにしたら、5秒開いたままにし、その後は手を楽にします。
これを1日に3回から5回行います。
お風呂の湯舟につかっているときに行うのも良いでしょう。
お風呂上りに少し冷やしたり、寝るときに湿布をするのも効果的です。
指のストレッチをすることは、凝り固まった筋肉を伸ばし、血行を良くしてくれます。
バネ指は指を握りしめる動きに痛みを伴うことが多いので、ストレッチを行う際は、
指を軽く握る程度にし、指をのばす動きをより意識して行うと良いでしょう。
また、急に指を動かすのではなく、
曲げ伸ばしは1.2.3と心の中で数えながらゆっくりとした動作で行うようにすると、
バネ現象の痛みも軽く済むでしょう。
痛むときは無理に動かさないようにしましょう。
ストレッチに一工夫
グーパー運動にさらにストレッチ効果を高めるために一工夫を加えましょう。
指の動きに追加して、手首の動きを加えると、腕までのストレッチを行うことが出来ます。
手をグーにするときに、手を内側に丸めて
手首をゆっくり90度くらいに曲げ、5秒保持します。
続いて、手をゆっくり広げ、手を開ききったら、
そのまま痛くない程度に手首を反らします。
そのまま5秒保持し、ゆっくりと手を楽にします。
パソコンの打ち込み作業で指が疲れた時は、机に手のひらをついて、
直角にぐっと押すように行っても良いでしょう。
ただし、バネ指の進行状況によっては、
ストレッチにより症状が悪化する可能性もありますので、
専門医に受診してから行うようにしてください。