ばね指で曲がらない指の症状と病気とは？
ここでは、「ばね指で曲がらない指の症状と病気」についてお話します。
指が曲がらない！これは何？？
指が痛くて曲げるのがつらい・・・。
こんな症状は中年期〜更年期を過ぎた女性や、
指を昔から酷使していた方に多くみられます。
痛みがひどかったり物を掴むことに支障が出てしまう場合は、
医療機関で適切な処置をしてもらう必要があります。
以下が考えられる病名になります。
・変形性関節症（へバーデン結節）
変形性関節症は関節軟骨がすり減っておこる症状です。
指の第1関節が変形し曲がってし待っている状態で
原因は今のところ解明されていません。
指の先端の関節に変形性関節症が起こって関節の腫れと痛みが現れます。
ひどいと生活に支障をきたすこともあります。
・関節リウマチ
これも関節に痛みが現れる病気です。
変形性関節症との大きな違いは、
付け根部分が腫れる傾向が強いということです。
原因は自己免疫反応と言われていますが、
絶対的な原因究明には至っていないのが現状です。
・ばね指
指の腱鞘炎です。
曲げることが苦痛だったり、曲げたまま治らなかったりと
指の曲げ伸ばし運動がうまくできず痛みを伴う病気です。
腱鞘炎ですので、指を酷使するお仕事や
スポーツをしている方にも症状がでますが、
成人後の女性に症状が出やすい傾向にあります。
実は女性に多い手指のトラブル
変形関節症やばね指は
実は女性にとても多い手指のトラブルなんですね。
はっきりした原因はわかっていませんが、
女性ホルモンに大きく関わっていると言われています。
妊娠や出産、閉経や更年期後に症状を訴える方が多いのも
ホルモンの変動がみられるので密接に関係しているということでしょう。
もし症状が出たらあせらず
整形外科や整体などの医療機関を受診しましょう。
放っておくと悪化してしまうこともありますし、
痛みの緩和や根治には早めの対処が大切だからです。
今は治療方法も多様ですし、機関もたくさんあります。
手指は日常気をつけていてもどうしても使ってしまいます。
腱鞘炎（ばね指）の場合は痛みを我慢して
悪化してしまうと手術が必要になったり根治が困難です。
固定して早期治療すれば治るまでに
時間がかからないこともあるので
我慢せず医師に相談してくださいね。