バネ指で腫れる症状の時とは？
ここでは、「バネ指で腫れる症状の時」についてお話します。
指の曲げ伸ばしがしずらく、こわばりや、
反り返り、関節の違和感などの症状は「バネ指」といわれています。
40歳以降の方に見られ、特に女性に多いと言われています。
初期のバネ指であれば、ストレッチなどのセルフケアで、
かなりの改善がみられるのですが、
痛みを感じたり腫れを感じる場合は注意が必要です。
バネ指の痛み
初期から中期へすすむと、指がじんじんと痛んだリ、
動かすたびに痛みが走り日常生活に支障を感じるようになります。
痛みがでるのは、腱鞘に負荷がかかることで「炎症」を起こしている状態。
この時は、「指を休ませる」ことがとても大切です。
ストレッチは痛みが治まるまで行わないようにしましょう。
指をテーピングなどで固定するのも効果的です。
痛みが強い場合は我慢せずに病院を受診してください。
指が腫れる
バネ指で炎症が強くなると、腫れを伴うことがあります。
この場合も、炎症を鎮めるために指を休ませることが大事なのですが
「指が腫れる」といった症状には、実はバネ指ではなく、
違う病気のサインであることがあります。
バネ指以外の病気
物理的な衝撃がくわわることで指が腫れたのであれば
「突き指」や「骨にヒビが入った」と、
一般的に知られている症状ですが
上記のような理由がない、バネ指以外で指が腫れる場合
以下の病気の可能性もあります。
・リウマチ性疾患
・ヘバーデン結節
・ガングリオン
リウマチ疾患とは免疫機能の異常いよって起こると言われています。
代表的なのが「関節リウマチ」ですが、
初期の場合、血液検査をおこなってもリウマチ反応がないため
最初はバネ指と診断されていても、指の腫れによって再度、
血液検査をすると「関節リウマチ」だったということがあります。
ヘバーデン結節は指が急に腫れて痛み、
指の第一関節が変形してきます。
これも40歳以降の女性に多いため「バネ指」と間違われやすく
病院で再度受診する必要があります。
ガングリオンは、手首にできることが多い粘液性の
「しこり」や「腫れ」ですが、
指の関節にもあらわれることがあります。
ほかにも、小さな傷から細菌が侵入し炎症をおこして腫れることも。
どの場合も、自己判断せずに早めに受診するようにしましょう。